2023年12月10日「Z RACING PARTS presents RESISTANCE-14」に出場する井上竜太の特集インタビューを公開させていただきます。
INNOVATIONライト級（61.23kg）王座決定戦 3分5回戦（延長1R）
紀州のマルちゃん（武勇会／INNOVATIONライト級1位）
井上 竜太（Hard worker／INNOVATIONライト級2位）
――はじめにショッキングなニュースですが、井上選手が所属されているHard workerが12月中に閉館されるとお聞きしました。
突然のことで僕もビックリしました。
――前身の習志野ジム時代からすれば、キックボクシング50年以上の歴史の中で有数の老舗がなくなることとなります。
（習志野ジム時代に）小学生から通っていたジムですから想い出は尽きません。悲しいです。ですけれど、気持ちを整理して今はこれをモチベーションに変換して燃えています。絶対に勝って、沢山の恩ある菅崎会長（Hard workerの菅崎英世会長）にベルトを巻いた姿を見ていただきたいです。だから、むしろ心のコンディションは良いのかもしれません。
――それは良かったです。
今までで一番練習しています。モリタキックボクシングジムやYSSジムなど県内のジムにも盛んに出稽古に行かせていただいて、皆にご協力をいいただいてキックだけに専念させていただいています。
――出稽古といえば、対戦相手、紀州のマルちゃん選手も名門・橋本道場に長期の出稽古合宿を敢行されているとのことです。
四国は高松から東京に2か月近く行かれているんですよね。相当の覚悟を感じます。感化されます。橋本道場、強い選手いっぱいおられますし、自分も負けずにやらなくてはと身が引き締まります。
――そんな丸ちゃん戦、どんな試合になるでしょう？
まずはベルト奪取第一優先。もちろん、イケる場面には思い切りイってKOを狙います。ただ、相手のペースには付き合いません。自分の攻撃を当てるだけです。強打でビビらせて、序盤、徐々に削りつつ、イケる瞬間を誘ってガツガツ攻めます。盛り上げますよ！
――マルちゃん選手の印象は？
サウスポーで高身長、やりづらさはあるでしょう。急所一点を狙ってくるタイプでもあります。けど「180cmの左」だけが注意点で負ける要素はありません。
――ここで井上選手の来歴もお聞きします。キックを始められたのは小学生時代と言われました。
小6からです。父親から筋トレを小2からやらされていて、K-1が大好きでアーネスト・ホーストファンでした。それで習志野ジム（後のHard worker）に入門して今に至ります。
――井上選手のファイターとしての特色を教えてください。
オールマイティーですが巧いという感じではありません。しつこさや粘り強さが身上で気持ちの強さが一番の武器です。
――その点では、メインの井上×マルちゃん戦前のセミファイナルに出場する同門のベテラン、櫻井健選手に通じるものがあります。
はい、今回はジムの最後にメイン・セミ、共に勝って菅崎会長に喜んでいただきます。
――INNOVATION王者となった後の展望は？
他団体に乗り込んで他のベルトも獲りに行きたいです。ヒジ打ちなし系のRISEとかにも良いお話をいただけたら是非。そして、最大目標はONE。実績を上げてONEでチャンピオンになります。
――その為にも今回のタイトルマッチが重要となります。
自分の為でもありますが、菅崎会長はじめ支えてくれて応援してくれる皆の為、絶対勝ちます！
井上竜太のプロフィール
リングネーム：井上 竜太
フリガナ：イノウエ リュウタ
所属：Hard worker／JAPAN KICKBOXING INNOVATION
生年月日：2001年11月24日（22歳）
出身地：千葉県佐倉市
身長：170cm
戦型：オーソドックス
戦績：18戦9勝（3KO）5敗4分
ステータス：INNOVATIONライト級2位
