——昨年末（2017年12月17日）のINNOVATON興行メイン、INNOVATIONライト級王座決定戦で翔・センチャイジム選手をヒジの斬りあいになる大流血戦を5回戦フルラウンド闘い抜き、結果、ベルトは向こうが巻くこととなりしたが、1年越しで再戦タイトルマッチの大チャンスが回ってきました。

この1年で確実に強くなっている実感がありますし、勝ちます！

——前回の翔戦後、この1年の戦績は、5月13日にキヨソンセン・FLYSKYGYMに判定負け。9月8日にNKBライト級1位の棚橋賢二郎選手と団体対抗戦で判定負けと、ここまで4連敗と成績は芳しくありません。

和製ムエタイファイターの翔選手やタイ人のキヨソンセン選手との連戦で対ムエタイの攻略法を掴んできたところで、棚橋選手は、まったく真逆のパンチ主体のキックボクシングスタイルなだけに調子が狂ってしまいました。しかし、パンチの距離の詰め方であるとか、得るものが多い試合でもあったので、今回のチャンスに活かせると思います。

——「強くなっている」のは、どの部分？

首相撲対策ですね。この1年ずっと翔戦で首相撲となる時のイメージをもって練習してきました。

——翔選手は、昨年末の戴冠から更に勝ち続けノリにノッています。

重々承知しています。それだけにこちらが勝てば注目される度合いが高まっているので気合が入ります。

——この再戦、どんな展開にしたいでしょう？

とにかく首相撲に捕まらないことです。回りながら距離を取って、それにイラついてきたところでパンチをあわせていく感じです。KNOCK OUTで森井洋介選手に肉薄したキヨソンセン選手との3ラウンド目、コチラが攻めながらいなされた展開を経験したことがかなりプラスになっていると思います。

——櫻井選手の最大の武器は？

心折れることなく前に出続ける“気持ち”です！

——前回とは明らかに違う展開になる？

はい、前はエンジンがかかるのが遅すぎました。今回は、頭からフルスロットルでいきます！

——並々ならぬ決意が感じられます。

今年最後の試合、連敗のままで終われません。勝ってチャンピオンとなって良い年が迎えられるように頑張ります！

習志野ジム代表、菅崎英世のコメント

正直、劣勢です。前回の試合から1年、どう変わったのが正面から問われます。差が縮まっていなければ、昨年と同じような展開になってしまうでしょう。ただ、櫻井は、確実に努力しています。気持ちを強く持って技術が発揮できれば、対策が実るはずです。スロースターターな部分がどれだけ改善できるか？　今回でタイトルマッチが3度目。INNOVATONフェザー級王者の浅川大立選手は、4度目で“闘ふ神主”櫻木崇浩選手に勝ってチャンピオンとなりました。諦めなければ不可能などないことを信じます！

リングネーム：櫻井 健

フリガナ：サクライ ケン

所属：習志野ジム／JAPAN KICKBOXING INNOVATION

生年月日：1981年2月20日（37歳）

出身地；千葉県八千代市

戦型：オーソドックス

戦績：21戦9勝（2KO）10敗2分

ステータス：INNOVATIONライト級1位、UKFインターナショナルライト級王者

興行情報はコチラ：https://kick-innovation.com/event_detail.php?id=101