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2022/11/29(火)山田航暉インタビュー(2022年12月4日「Z RACING PARTS presents RESISTANCE-10」

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2022年12月4日「Z RACING PARTS presents RESISTANCE-10」のメインイベントに出場する山田航暉の特集インタビューを公開させていただきます。

ダブルメインイベント2 WBCムエタイ日本バンタム級ランキング査定マッチ 53.6kg契約 3分3回戦
神助(シンスケ/エムトーンジム/INNOVATIONバンタム級王者)
山田 航暉(ヤマダ・コウキ/キング・ムエ/元WMC日本スーパーフライ級王者)

——山田航暉選手というと福田海斗(カイト・ウォーワンチャイ)選手、伊藤勇真選手とキング・ムエ3枚看板で全員がフライ級トップクラス、タイを拠点とした本格派ムエタイのイメージが強かったのですが、2018年9月24日の石川直樹戦(判定3-0勝利)以来、一人、リングを離れられていて、今年4月24日に約3年半ぶりの復帰。そこから強敵相手に3連勝と飛ばしています。

復帰戦は、うちの佐藤孝也会長がプロモーターを務める「Suk Wanchai MuayThai Super Fight」だったのですが、いきなり国内トップの老沼隆斗とのマッチアップには痺れました(笑)。久しぶりの減量で52kg契約もキツかった。けど、なんとか勝てた(判定2-1)のでよかったです。

——7月20日の復帰2戦目、国本真義選手も同じくトップファイターです。

本戦1-0からの延長判定3-0で、これも苦しい試合でした。

——そして、前回の試合は、10月10日、心直(しんた)戦、判定2-0をものにしました。

同じく接戦ですが、ギリギリの見切りで勝つのもムエタイの醍醐味なのでよしとしてください(笑)。

——それにしてもハードな試合が短期間に続きます。

今回を含めて全部タイトルマッチではないんですけど、代わって“日本王者狩り”を標榜していますので、INNOVATIONチャンピオンで看板選手とお見受けする神助選手は、最上の獲物です。

——今年7月10日に前王者・平松侑選手を2ラウンド完全KOしての戴冠劇はインパクト大だった神助選手をどう分析しますか?

メチャメチャ強いですね! けど、差があり過ぎます。

——神助選手への高評価もさることながら、それ程までに自分不利と?

いえ、逆です。僕と神助選手の技術差があり過ぎるってことです(笑)。イケイケのファイターと技術屋の僕、面白い構図じゃないですか。それにしても総合力で僕が遥かに上回っています。

——凄い自信です。

神助選手も片島聡志など強い選手に勝ってはいますが、僕とは場数と年季が違います。復帰前と復帰後を併せて僕はずーっと国内最強クラスと連戦してきて連勝中。はっきり言って完封します!

——頼もしい断言です。どのような形で完封勝利を?

復帰後3戦は、すべて戦い方を変えています。僕は状況に応じてそれができます。だから、神助選手がどう出ようと、どんなに強打を振るおうと空転させますし、リング上で大いに悩んでもらいます。

——「リング上で悩ませる」とは深い技術を感じます。

僕は復帰してからグングン強くなっています。昔は、練習でやってことしかリングで出せていませんでした。頭が固かったというか、相手の対策は十二分にするんですけれど、それ以外の動きで意表を突かれたらペースを崩すところがありました。今は自在に応用が利きます。それに事前対策でも隙なく想定が広がっているので、例えばパンチ中心の猛ファイターの神助選手が蹴りで距離を取ってきたとしても想定内です。もちろん、その他もすべて。

——そんな魔術師のような千差万別のテクニックを操る山田選手に神助選手がどんな戦略で臨むか? または強硬な一点突破か? そんな注目点を試合前にお聞きできて得な気分です。

進化した山田航暉は、本当に強いですよ!

——するとこの試合、勝利後の展開も楽しみです。

今、日本軽量級は空前のハイレベルですから。ルールは肘打ちあり、首相撲無制限のムエタイ系とそれらがないRISE、K-1系に二分するにしても自分はまずムエタイ系を席巻します!

——具体的に見据えている相手やリングは?

それはまだ言えませんが、神助選手の首を獲れば日本王者狩りも相当煮詰まっているので、自然と大きな道が拓けるはずです。僕にはそれが見えています!

山田航暉のプロフィール

リングネーム:山田 航暉
フリガナ:ヤマダ コウキ
所属:キング・ムエ
生年月日:1998年7月17日(24歳)
出身地:愛知県名古屋市
身長:166cm
戦型:オーソドックス
戦績:31戦22勝(3KO)9敗
ステータス:元WMC日本スーパーフライ級王者