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2020/12/17(木)Rising力インタビュー(12月27日興行「CHAMPIONS CARNIVAL 2020」)

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第7試合 スーパーファイト 51kg契約 3分5回戦
花岡 竜(橋本道場/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONフライ級王者)
Rising力(ライジング己道会/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONフライ級3位、西日本フライ級王者)

Rising力インタビュー

取材・文:JAPAN KICKBOXING INNOVATION広報部

——7戦7勝無敗、昨秋(2019年9月22日)、日本軽量級の雄、タネ♡ヨシキを1ラウンドKOで倒し西日本フライ級王者となったRising力選手ですが、その実績のわりに中央に名前が轟いてはいない気がします。

それだけに今回の花岡戦は、大チャンスだと思っています!

——無数の名選手を輩出し続ける名門・橋本道場のエリート17歳、アマ28冠王からの現INNOVATION王者が相手なのですから、それも当然です。

業界的にも自分が勝つと思っている人はほとんどいないでしょう。まわりからだって同じようなニュアンスを言われることもあります。けど、この感じ、悪くないです。

——と言われますと?

ヨシキ戦と同じで。

——詳しくお願いします。

やる前にヨシキ戦でも格は段違いでした。けど、僕は試合が決まったはじめから負ける気がまったくしなかったし、相手への恐れもなかったんです。初回KOは出来過ぎのようで、自分的には当たり前。喜びはあっても驚きはありませんでした。そして、それは今回、花岡選手に対しても同じなんです。

——名古屋や大阪など西日本で小規模興行内での試合がほとんどだっただけに知名度の薄さは仕方ありませんが、ここで戦績や高いKO率だけでなく、こんなに豪胆なファイターがINNOVATION本興行に乗り込んでこられることにワクワクしてきました。

はい、期待してください!

——力選手の来歴をお聞かせください。出身と家族構成は?

愛知県春日井市で生まれ育ちました。今、父は母と小規模の工務店を営んでいて、弟と二人兄弟です。

——幼少時、どんな子供だったでしょう?

大人しくて、保育園でも泣いてばかりでした。だから、そこを鍛えようと地元・己道会の空手教室に4才で叩き込まれて。

——そこで格闘技に目覚めた?

いえ、イヤイヤもいいところで、弟も一緒に引きずられるようにして連れていかれていました(笑)。

——そうしているうちに段々と目覚めが?

ですね。K-1を見出して憧れて、小5でキックボクシングを始めました。

——ご所属の道場でキックボクシング部門に移られたと?

当時、うちにはジュニアキックがなかったので、先生に頼み込んで特別に許していただきました。

——それこそK-1戦士を目指すような勢いで?

プロでチャンピオンにというより“強くなる”ことが主眼ですが、同じ県内の高校生だった野入正明選手の当時の活躍など見てK-1甲子園には出てみたいなと目標にもしていました。

——その夢は後々?

残念ながら身体が大きくならずに最軽量級にもかからずに断念しました(笑)。

——アマ試合歴は、いつからどのくらい?

小5の年末、BRIDGE(名古屋のアマキック大会)からです。50から60試合くらいはしました。

——思い出の試合は?

一昨年(2018年)6月17日、RISEの幕張メッセ、那須川天心選手がメインの大きな会場で「KAMINARIMON×新空手・アマチュア最強決定戦」の新空手代表(2018年新空手K-2選抜トーナメント-57.5kg級優勝)としてTEAM TEPPENの須田翔貴選手(2018年KAMINARIMONアマチュア最強決定トーナメント-57.5kg級優勝)との試合です。会場もイベント規模も大きくて。

——ん、共に57.5kg級のアマ王者ということですが、試合階級は?

57.5kgです。

——現在、フライ級(50.8kg)の力選手の体重とかけ離れていませんか?

はい、当時、通常体重が53kgで、アマでも出場階級に近いものがなく上で戦うのは普通のことでした。

——すると試合結果は?

本戦(2ラウンド)がドローで延長1-2負けです。

——その体重差がありながらスプリットなら立派なものなのでは?

須田選手(RISEスーパーフライ級8位)もプロで53kg契約の試合をしているので左程大したことだとは思いません。

——そんな謙虚さにお人柄が伺えます。

ありがとうございます!

——ここで力選手を初めて見るファンにご自身を紹介してください。

パンチ主体で圧力をかけてガンガン前に出るファイターです。右ストレートに自信があります。一発でも倒せますが、連打やカウンターでもKOします。

——そうやってタネ選手もKOした?

僕は2018年9月にプロデビューしましたが、その頃、ヨシキ選手はポンポン勝って輝いていて、自分が試合をするなんて想像できないくらいでした。

——それがたった1年で勝利に至ると。

試合の話をいただいた時から「イケる」しか思いませんでした。

——繰り返しになりますが、今回の花岡戦の大勝負も同様に?

はい!

——そんな花岡選手の分析をお願いします。

技が多彩で速いですね。当たり前ですが良い選手です!

——……それでも?

倒して勝つのは自分です!

——業界から注目される花岡選手からKO勝利となれば、その先の展望も気になるところです。

再戦でもなんでもINNOVATIONのタイトルはいただきたいです。次いでWBCムエタイ日本王座も。それにRISEスーパーフライ級(53kg)も。

——若さと勢いに溢れるルーキー対決のメインイベント、非常に楽しみです。

そうだ、花岡選手……。

——花岡選手に何か?

前に動画インタビューか何かで見たんですけど、将来、消防士になりたいとか。

——今回の試合に向けたインタビューでもそれをお聞きしました。

実は、僕もなんです!

——ということは?

親近感があります(笑)。けど、KOで勝つのは自分です!

Rising力のプロフィール

リングネーム:Rising力
フリガナ:ライジング・リキ
所属:ライジング己道会/JAPAN KICKBOXING INNOVATION
生年月日:2000年1月4日(20歳)
出身地;愛知県春日井市
身長:165cm
戦型:オーソドックス
プロデビュー:2018年9月30日
戦績:7戦7勝(3KO)
ステータス:INNOVATIONフライ級3位、西日本フライ級王者、2018年新空手K-2選抜トーナメント-57.5kg級優勝