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[2020/01/20] BORDER-KICKBOXING

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試合日:2020/01/20
会場:コミュニティプラザ平野(平野区民センター/大阪府)
大会名:BORDER-KICKBOXING
開催日:2020年1月19日(日)
場所:コミュニティプラザ平野(平野区民センター)
主催:PURITY&POWER
認定:JAPAN KICKBOXING INNOVATION
主管:KAKUMEI KICKBOXIG

■メインイベント:INNOVATIONスーパーフェザー級タイトルマッチ3分5R*肘あり
 〇久井淳平(王者:多田ジム/西日本統一同級王者)
 ×櫻井 健(挑戦者:Hard Worker/同級1位)
 判定2‐0(49-48/48-48/49-48)
 *王者久井が防衛に成功

≪試合レポート≫

2019年3月に3度目の挑戦でイノベーションスーパーフェザー級のチャンピオンベルトを奪取した王者・久井が地元・大阪で初防衛戦を行う。挑戦者はイノベーションのライト級トップランカーの櫻井健。これまでイノベーションのタイトルはライト級で3度挑戦するも獲得ならず。今回は階級を下げてスーパーフェザー級での悲願のイノベーションタイトル奪取を狙う。

1R、オーソドックスに構える両者。櫻井が右ロー、前蹴りを繰り出し前に出るが、久井はバックステップで距離を詰めさせない。ラウンド終了間際、久井の左ジャブが連続で櫻井の顔面を突き、久井にとってはいい流れで1Rを終える。

2R、久井はサウスポーにスイッチ。櫻井はインローを多用して前に出ていくが、久井のステップで交わされる。久井はラウンド後半で左ストレートからのフックなどパンチのヒットが増える。

3R、細かいパンチからの右インローを当てて前進を強める櫻井。久井は下がるだけで攻撃を返せなくなる。櫻井の攻撃のリズムが良くなる。

4R、櫻井は右ミドルからのワンツーをヒットさせてさらに攻勢に出る。久井は攻撃の手数が少なくなり劣勢となる。

最終ラウンド。劣勢の久井が挽回に出る。右ボディーストレートから左フックをヒットさせて櫻井がぐらつく。久井は勢いに乗り、右前蹴りを櫻井の顔面にヒットさせさらに右フックで追い打ちをかける。櫻井も意地で下がらずに右ローを返す。最後は両者がパンチを激しく打ちあい、館内が歓声に包まれる中で試合終了のゴング。中盤で劣勢だった王者・久井が最終ランドで巻き返し、僅差の判定2-0で勝利。初防衛に成功した。

久井は試合終了後のリング上で、WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・葵拳士郎(マイウェイジム)への挑戦を訴えた。

■Wセミファイナル2:日韓国際戦・55㎏契約 3分3R*肘あり
 〇タネヨシホ(直心会/元WBC日本統一フライ級王者・DEEP☆KICK初代53㎏級王者)
 ×イ・ジェオク(韓国/キックヒーローズ王者・WBCムエタイ王者・WKCO金メダル)
 判定3‐0(30-25/30-25/30-26)

≪試合レポート≫

ヨシホが2016年9月以来のBORDER参戦。WBCムエタイ日本王者となり、KNOCK OUTでは大逆転男として一気に知名度を上げたが、キック界の注目を集めた2019年4月の石井一成戦で計量失格。再起戦を地元である大阪・平野のリングで迎える。対するイ・ジュオクは、数々のタイトルを保持する韓国のトップ選手。ヨシホと同い年の20歳と若く勢いがある。ヨシホの再起戦としては非常に危険な相手だ。

1R、オーソドックに構える両者。ヨシホが右ミドル、左インローを何度もヒットさせる。イの右ローには早い右ローを返す。

2R、ヨシホが組み付いてヒザを当てるがイは押し返す。ヨシホはさらに強烈な左右フックから強烈な膝がボディーに入れ、とうとうイがダウン。立ち上がったイに再び左右フックからの膝でイが2度目のダウン。イは立ち上がりなんとかこのラウンドをしのぐ。

3R、KOを狙い前に出るヨシホにバックヒジを狙うイだが、ヨシホは交わして組み付き膝を連打する。何度もコーナに詰められるイだが驚異的な粘りで試合終了。ヨシホが大差の判定で復帰戦を飾るも、次戦2月29日のREBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメントに向けて喜ぶ様子もなくリングを降りた。

■Wセミファイナル1:団体対抗戦・59㎏契約 3分3R*肘あり
 ×直也(VERSUS/INNOVATIONフェザー級2位・西日本フェザー級王者)
 ◎佐藤 亮(NJKF健心塾/NJKFスーパーフェザー級5位)
 1R2:31KO 左ハイキック

≪試合レポート≫

2019年9月22日、BORDERにて西日本統一フェザー級王座の初防衛に成功した直也。BORDERの代表選手としてNJKFとの対抗戦に臨む。佐藤はNJKFで王座への挑戦者決定戦に進出するなどトップを争ってきた選手。トリッキーな攻撃が特徴で勝率も高く安定した強さを誇る。そして何より、団体対抗戦では負けられないと意気込んでいる。

1R、左ミドル、右ローを積極的に繰り出す直也。佐藤は右ローを返す。そして、ジャブを突き前に出てきた直也に左ハイキックを当てて直也がダウン。衝撃的な一発で佐藤が対抗戦を勝利した。

■第7試合 ウェルター級3分3R*肘あり
 ◎マサキ(多田ジム/INNOVATION同級10位)
 ×井上ブル正憲(ブルズアイファイティングクラブ)
 2R2:41KO 膝けり

■第6試合 日韓国際戦・66㎏契約3分3R
 ×森本大喜(CRISS-CROSS)
 〇ホワイトウルフ(テツジム韓国)
 判定1⁻2(28-30/29-28/29-30)

■第5試合 スーパーフェザー級3分3R
 ◎RISING大輝(ライジング己道会)
 ×ユウジ(拳鬼会)
 2R0:22KO 右ミドル

■第4試合 スーパーフェザー級3分3R
 ×上野コウキ(直心会)
 〇MASATOSHI(MFC)
 判定0‐2(28-29/29-30/29-29)

■第3試合 フェザー級3分3R
 〇翔磨(多田ジム)
 ×麗聖(team Bonds)
 判定3-0(30-27/30-27/29-28)

■第2試合 フェザー級3分3R
 ×ブルズアイ竜太(ブルズアイファイティングクラブ)
 ◎有木拓未(MenaseFightClub)
 2R1:42KO 右ストレート

■第1試合 バンタム級3分3R
 ×シュンスケ(拳鬼会)
 ◎紀之定 悠(BLACK☆Jr)
 1R1:53KO ボディへの膝けり

■オープニングファイト: KAKUMEIジュニアタイトルマッチ

 ④50kg級王者決定戦 2分3R(延長1R)
   ×紀之定篤哉(BLACK☆Jr)
   〇柳谷涼太(フリー)
   3Rドロー0‐1(29-30/30-30/29-29)
   延長判定0-3(3者とも9-10)
   *柳谷が新王者に

 ③45㎏級タイトルマッチ 2分3R
   △久井大夢(王者/多田ジム)
   △吉村 匠(挑戦者/MFC)
   ドロー0‐1(29-29/29-30/29-29)
   *王者久井が防衛成功

 ②35㎏級王者決定戦 2分3R(延長1R)
   〇安枝唯斗(若獅子松原)
   ×中川小鉄(若獅子東住吉)
   判定2‐0(29-29/30-28/29-28)
   *安枝が新王者に 

 ①30㎏級王者決定戦 2分3R(延長1R)
   〇志水唱乃介(魁塾中川)
   ×倉尾来夢(若獅子東住吉)
   判定3‐0(3者とも30-29)
   *志水が新王者に

▽次回大会
 BORDER-KICKBOXING
 2020年5月3日(日) コミュニティプラザ平野