INNOVATIONライト級(61.23kg)タイトルマッチ 3分5回戦
大谷 翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)
紀州のマルちゃん(武勇会/INNOVATIONライト級2位)
THE INTERVIEW ~大谷 翔司(スクランブル渋谷)~
――NNOVATIONライト級タイトル防衛戦が決まりました。調子はいかがですか。
「もうバッチリです。毎回そうですが、今回もいい感じで仕上がっています」
――前戦となった9月25日の『KNOCK OUT』では麻火佑太郎選手に2RKO勝ちでした。その一戦から今の練習ではどういうところを強化していますか?
「特にこれといって強化していることはありません。一発一発の攻撃力のアップももちろんですが、試合で自分の力を出し切れることを意識して練習しています」
――麻火戦では何%の力を出せたのでしょう。
「60~70%です。周りからもよく言われていたのですが、以前は20~30%しか力を出せていませんでした。試合になると考えすぎたりして力を出し切れず、チャンピオンになってからようやく自信と自覚からちょっとずつ力が出せるようになったと思います」
――では、今年5月のKNOCK OUT-BLACKライト級タイトルマッチではバズーカ巧樹選手にダウンを奪われて判定負けでしたが、100%の力を出せていたら……。
「そうですね。自分の力を出し切れば、負けるような相手はいないと思います」
――今回、紀州のマルちゃん選手との再戦となりました。2020年8月23日、INNOVATIONライト級王座決定戦で一度対戦していますが、あの試合を振り返っていただけますか。
「自分のやりたいことがやれず、試合を見たくないような内容でした(苦笑)」
――選手としてはどういう印象がありますか。
「懐が深くてデカかった印象があります。サウスポーの選手でしたが、特にサウスポーに苦手意識はなかったですね。一回やっている相手だけに、今回は相手がやってくることがある程度分かるのでやりやすい相手だと思います」
――大谷選手は陸上自衛隊の徒手格闘訓練隊出身に対して、マルちゃんとは全く真逆のキャラの対戦となりました。
「そうですね。ポスターを見ると彼はオチャラケキャラで、スタイルも真逆だと思います。周りからは『あんなやつに負けるなよ』と言われてます」
――選手じゃなかったら仲良くなれないタイプでもあります?
「考えたことはないのですが、自分の友達にはあんなタイプはいません(笑)」
――今回タイトル防衛して来年の目標は決まってますか?
「自分は何も満足できる結果を格闘技で残せていないと思います。今の状況に慢心することなく、『KNOCK OUT』のベルト奪取もそうですが、色んなビッグチャンスを掴むために、勝ち続けていきたいと思います」
――ご自身の名前の漢字一文字違いの米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手は大リーグ、アメリカンリーグのMVPを受賞するなど、とんでもない活躍をされていますが、意識はしますか?
「大谷選手は自分とは違う次元の方なので……比べられると相当キツいです(笑)。僕は“キック界の大谷翔平”と言われるぐらいの活躍はしたいですね。自分が自分のことを認められるような領域にいけるように頑張ります。今はその領域の20~30%ぐらいしか行っていないと思うので、まだまだですね」
――では最後に、ファンにメッセージをお願いします。
「自分はイノベーションのチャンピオンであり、『KNOCK OUT』のファイターです。今回防衛戦ですが、『KNOCK OUT』のファイターとしてもリングに上がるので皆さんに“凄い”と思わせる試合をしますので、注目して下さい」
大谷翔司(スクランブル渋谷)
Otani Shoji
91.1.12生/愛媛県北宇和郡出身/30歳
178cm/オーソドックス/22戦13勝(6KO)6敗3分
JAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王者
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【激闘必至!! 今年最後のINNOVATION!】
イベント名:Resistance-4
日時:2021年12月5日(日)
16:00開場 16:30開始予定
会場:品川インターシティホール
詳細は→http://kick-innovation.com